SYLODYN（シロディン）

Sylodyn®は、実績のあるSylomer®素材の進化の次の段階に位置付けられる製品で、高い動的剛性と大幅に低減された内部減衰が特徴となっています。この素材は、高速鉄道線路や高感度な技術機器など、高負荷と精密な防振への対応が同時に要求されるあらゆる用途に最適です。Sylodyn®の閉じられたセル構造により、高い動的負荷容量に対応するだけでなく、水を含まないという特性もあります。これは、建物の基礎構造の防振用床材において極めて重要な要素です。Sylodyn® HRB（高荷重防振）シリーズは、クレーン設備、鋼構造物、重機の現場など、狭い空間で過酷な負荷条件に対応するために開発されました。Sylodyn®は、衝撃音の遮断や壁、天井、床間の音の隔離に特に効果的です。

Sylodyn（シロディン）

製品の特性

優れたスプリング特性
独立気泡型の細孔構造
高負荷用途に最適

特長

高い動的負荷耐性
許容面圧、標準タイプで 0.075N/mm2 ～ 1.5N/mm2、特殊タイプで最高 12 N/mm2
最大負荷 24 N/mm2
きわめて小さな振幅依存性
小さなクリープ傾向
曲げ剛性（Cdyn/Cstat） 1.15 ～ 1.40
優れた長期挙動
優れた疲労強度
最適なシステム設計のための、きめ細かな製品構成（8つの標準タイプ）
お客様のニーズに応じて特性調整が可能

Sylodyn®（シロディン）製品

Sylodyn®帯状ベアリング

マクラギケース底部敷弾性パッド

レールパッド

ケーススタディ

Meickl社、木造パネルを用いた住宅ビル

2011年、木造住宅建築会社「Raimund Meickl」社が、パッシブハウス規格に準拠した、木造パネルを用いた現代的な住宅ビルを建設しました。優れた住環境には、空気伝播音と足音を効果的に遮断することが要求されます。外部騒音を遮断することはもちろん、建物内部の騒音低減も重要です。騒音の伝播を抑制するために、Raimund Meickl社は防振技術のスペシャリスト企業であるゲッツナーに対策を依頼しました。

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