ゴッタルド地下トンネルの振動対策

Sylodyn® （シロディン）を用いたマクラギケースパッドを、世界最長の鉄道トンネルに設置

©Alptransit Gotthard

ゴッタルド地下トンネルは、総全長57kmを誇る、世界最長の鉄道トンネルです。このトンネルは、スイスのエアストフェルトとボディオを結んでいます。トンネルは新アルプス縦断鉄道（NEAT）の一部区間であり、スイス建国以来最大のトンネル建設プロジェクトとなりました。

解決すべき課題

世紀の大プロジェクト：世界最長の57kmにおよぶ鉄道トンネル。
トンネル内は周囲温度が最高 40℃、湿度70%に達する、過酷な環境条件。
列車が高速で走行する際に発生する高い正圧と負圧
軌道への負荷は平均以上で、1日あたり約250本もの列車が走行。

ゲッツナーのソリューション

ゴッタルド地下トンネル内およびトンネル入口へのアプローチ区間に用いる建設資材は、耐用年数が長いことはもちろん、その期間中優れた性能を維持することが求められます。厳しい要求事項を満たすのに選ばれたのが、ソンヌヴィル（Sonneville）社のLVTシステム（低振動軌道システム）で、世界初のスラブ軌道システムのひとつです。

さらに、トンネル内のスラブ軌道ポイント（voestalpine-Weichensysteme 社）はすべて、ゲッツナーの弾性素材Sylodyn®（シロディン）を使ってマウントされました。また、バラスト軌道構造を持つアプローチ区間のメイン軌道では、多くの分岐器および各軌道セクションにゲッツナーのマクラギパッドが導入されました。

特長