重量輸送区間におけるレールパッドの長期テスト

ブラジル、MRS Logistica S.A. 社の車両通行の多い区間の運用率の向上

重量輸送区間の軌道構造には、大きな負荷がかかります。その結果、軌道構造の構成要素の損傷が増加します。ブラジルの、MRS Logistica S.A. 社は、重量輸送区間の保守業務に要する経費や手間を削減するためのソリューションの開発を、ゲッツナーに依頼しました。目標は、軌道構造システムを大幅に変更することなく、当該区間の可用性を向上させ、保守費用を削減することでした。

課題

高負荷と弾性の不足
頻繁な、レールおよび張力クランプの破損
軌道構造部品の磨耗
高額な保守費用
保守による頻繁なダウンタイム

ゲッツナーの開発したソリューション

「バラストを全て入れ替えることなく軌道構造に弾性を持たせるには、レールパッドの利用が最も簡潔な方法です。ブラジルの軌道試験では、バラストは破壊あるいは圧縮されてしまい、軌道構造全体に全く弾性がないことが判明しました。当社のレールパッドを導入することで、軌道に弾性を負荷することができました。」 (ゲッツナープロジェクトマネージャー、ジョアロ･マルコス)

MRS Logistica S.A. 社にもたらされたメリット

軸重33トンを超える重輸送区間の弾性が増加
Sylodyn®(シロディン) 製の高強度レールパッドの設置によって、耐磨耗性が著しく向上
レールパッドによって、重負荷にも耐えることが可能
磨耗が著しく減少
保守作業と費用の低減が実現
軌道の性能の向上と採算性の改善
耐用年数の明らかな向上

” 軌道剛性を改善すれば、鉄道区間の保守費用を大幅に減らすことができます。これを実現するために、ゲッツナー社がさまざまなソリューションを提案しました。MRS 社の鉄道区間にゲッツナー社の防振材を設置することで、当該区間の軌道構造に必要な弾性を持たせることができました。さらに、レールパッドにより重荷重にも十分に耐えることができます。