ヨーロッパ最大の木造ハイブリッドホテル
軽量構造による騒音と振動への持続可能な保護
新しくオープンする「ウィーンハウス・イージー・バイ・ウィンダム」は、開業前からすでに新たな基準を打ち立てています。これは、現在ウィーンのシュヴェヒャート空港で建設中であり、完成時にはヨーロッパ最大級の木造ハイブリッドホテルとなります。510室を有するこのホテルは、空港内最大のホテルとなるだけでなく、オーストリア全体でも4番目に大きなホテルとなります。
開発者の目標に沿って、重点は環境に配慮した建築資材の使用に置かれています。ハイブリッド木造設計に加え、持続可能な建築は炭素排出ゼロの暖房・冷房システムも採用しています。ホテルは長い中央棟から3つのウィングが伸びる構造で、階段は鉄筋コンクリートで造られ、耐震補強のコアとして機能します。約10,900㎡のクロスラミネーテッドティンバー(CLT)壁が5階分の空間を形成し、これらは鉄筋コンクリート製の1階部分によって支えられています
高いプレハブ化率と、パートナーであるHaberkornの支援による綿密な物流計画のおかげで、木造外殻全体はシュヴェヒャートでGraf-Holztechnikによってわずか3か月半で完成しました。
Sylodyn®を選定した決め手となったのは、低い沈下量だけでなく、優れた長期性能でした。これにより、顕著な弾性特性が数十年にわたり空気伝播音や衝撃音に対して効果的な防音を提供します。
メリット
- 空気伝播騒音および衝撃騒音に対する効果的な保護
- ばねの特性の優れた長期性能
- お客様のご要望に応じたカスタム幅とデザイン
ヨーロッパ最大の木造ホテル
課題
効果的な音響制御は特に困難な課題です。 軽量な材料である木材を使用することは、堅固な建築方法と比較して、空気伝播音と衝撃音の両方から伝わる振動がはるかに大きく伝導されることを意味します。ここでは振動の効果的な遮断が極めて重要となり、綿密な計画、建築音響学の専門知識、そして革新的な詳細ソリューションが求められます。特に重要なのは、振動工学技術を用いて部品接合部における隣接音の分離を行うことです。


Sylodyn®
解決策
合計で約2,000本のSylodyn®ストリップ要素(各12.5 mm厚)が敷設され、総面積は約300m2に相当するものになっています。カスタマイズ設計の一環として、圧縮荷重と振動周波数に基づいて、異なる種類のハイテクエラストマーが選択されました。


ゲッツナー社とハーバーコーン社の専門家から卓越した支援を受け、Sylodyn が当社の要求に完全に適合するようカスタマイズされ、建設の進捗状況と完璧に同期し、期日通りに納入されました。この大規模なクロス・ラミネイティド・ティンバー(CLT)のプロジェクトにとって、非常に印象的なソリューションでした。
側面音遮断
適用
ゲッツナー社のSylodyn®を用いた側面音遮断は、建物内の側面部材(壁、天井、支持体など)を介した音の伝達を低減するために使用されています。部品間の直接接触は、高性能ポリウレタンエラストマーであるSylodynから製造された弾性マウントによって遮断されます。


最新のケーススタディをチェック
当社は、お客様と共に、防振と振動保護の分野において、新たな基準の確立に情熱を注いで取り組んでいます。当社は定期的に新しいケーススタディを公表し、プロジェクトに関する興味深い洞察を共有しています。当社のLinkedInチャンネルでは、Getznerの最新情報を、直接フィードに配信しています。
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