ドラッヘンセンター

スイス、バーゼルの銀行センター中心部に、駐車場付き5階建て高級マンションが建設されました。特に対応すべき重要な課題は、住居区域の固体伝播音の低減です。昼間と夜間のそれぞれに、騒音および振動上限値が定められています。

解決すべき課題

振動を最小限に抑え、二次的な空気伝播音の低減
１階に入居しているショッピングセンターからの振動遮断
さらに、ドラッヘンセンターの近くを走る路面電車からの振動の低減
住居部に適用される、固体伝播音低減のための厳しい要求事項をクリアすること

ゲッツナーのソリューション

プロジェクト初期の課題としては、まず、防振マウントを含めて建物の固有振動数を調べました。この結果をもとに、Trombik Ingenieure AG 社の専門スタッフと振動対策ソリューションを開発しました。

Sylomer®（シロマー）マットを使って、用途の異なる2つの部分を相互に遮断し、建物の住居部分を周囲の振動源から絶縁しました。住居部に求められる固有振動数は、15Hzでした。

特長

緻密な計算と、専門スタッフによる Sylomer®（シロマー）マットの施工による優れた防振効果
建設終了後に振動数を計算した結果、目標通り、14Hzの固有振動数が達成されていました。

「ゲッツナー社は、固体伝播音の遮断というテーマにおける高い技術力を持つパートナー企業であり、長いお付き合いがあります。建物や基礎のマウント施工においては、長期間にわたって安定した防振効果を発揮するソリューションをお届けすることが大切です。ゲッツナーの技術者と協力することで、お客様のニーズに応じた技術的に優れ、経済的な防振ソリューションを提供することができます。」

ピーター・G・トロムビック、土木技師 (ETH）、Trobik Ingenieure AG）